新型アクア試乗記2 209万円でも 静かです

アクセルを踏み込んでもノイズが車内に入ってこない。50万以上高いプリウスより明らかに静かなクルマに仕上がってます。500万以上するクラウンのターボより静かです(アクセルを踏み込んだ時の車内に入ってくるノイズの大きさという意味で)定速走行になるとクラウンが若干静かかもというレベル。クルマを運転して 静粛性が高いか低いか 左右するのは加速時のノイズの変化です。そういう意味で今回のアクアは相当よく出来てます。しかもアクセルレスポンスがいい。


多分、0-100キロとか0-400mとかのデータは さほどでないと思いますが、日常ユースでの静粛性、加速の良さ。209万でこの上質な走りが手に入る。10年目のフルモデルチェンジだけあって、その進化はゴルフ6からゴルフ7に進化した時以上の クオリティーアップです。


マイナス点。内装の質感、旧型よりは かなり良くなってますが、例えばシートヘッドレスト一体のシート、商用バンの一番安いタイプでしか見かけないタイプです。スズキアルトとかダイハツミラの一番安い70万円クラスでしか見かけないシート(乗り味はクッション性もそこそこで 気にしなければ問題ないです)


ある意味自分はこのシートで十分。乗り心地は悪くないです、見た目だけ、運転してる時は見えないし、しかも209万円のグレードでもディスプレイやオートエアコン,デジタルメーターなどのインフォメーションディスプレイなどハンドルを握っている時に見える範囲のインパネの質感は悪くありません。


徹底的にコストダウンするトヨタのイメージだとエアコンは丸いダイヤル式で、調整した時の節度感がなく いかにもコストダウンした感が 他のメーターなど、いろんな箇所に感じるのが 新型アクアは それがなく209万のグレードでも十分と感じます。走りの上質感をあげるのにコストをかけたと実感できる走りの良さ。内装の質感まであげると 209万でなく250万くらいになり、マツダ3とかVWポロなどと価格が重なってきます。(ハイブリッドの価格差30万から40万、燃費が倍以上よくなるだけでなく下取り時に価格差の半分以上が埋められるので、ガソリン車比較だと209万でなく175万円くらい?なので価格帯が重なっても競合はしません)


自分ならその差額でオーディオやタイヤに差額をあてたい。それでも240万以下で収まりそう。


自分ならカロッツェリアTS-Z900PRSにスピーカー交換して 車内での音響を楽しみたい 冬タイヤはVRX2で 夏タイヤはレグノに履き替えても 15インチタイヤですむので、 より快適性を目指すのなら、新型アクアのXで十分満足です。


とにかく静かなクルマがいい 自分は 次の乗り換え候補は アクアXです。


新型になったクルマが3デシベル室内騒音が低くなったとメーカーがアナウンスするのは珍しいです。それだけ静粛性に自信があるのでしょう。2デシベル下がると人間の耳には音量が半分になったと感じるそうです。


新型アクアの場合、いろんな防音以外にガラスを厚くしたとか、高級外車アウディA6とかBMW5シリーズとかオプションこみで1000万以上のクルマだとアコースティックガラスなどが使用され、静粛性がぐーと上がります。BMW320もアコースティックガラスを採用することで驚く程静かなクルマになりましたが600万以上します。


アクアはアコースティックガラスではないけど、厚めのガラス採用効果は実感できました。