田村正和にしか 似合わない台詞

映画みたいに別れよう、俺が君にあげられるのは、そんなことしかない。   間奏。


独立記念日の夜、おらー(俺)君に初めてキスをした。   覚えてもいなかったくせに。


あの日は 花火があがってた。    間奏          見もしなかったくせに。


あの日以来 おらー君のことが忘れられなくなった。          もっと言って。


俺と一緒に生きてほしい、俺を助けて欲しい。                もっと、


君ならそれが出来る、                    もっと言って(ため息)


君なしでは生きていけない。君が必要だ、君以上の女はいない。  俺のそばにいてくれ、


俺が一番愛した女だから、                間奏。


田村正和さん ご本人が一番お気に入りのドラマの台詞です。この台詞が古畑任三郎の時と明らかに違うのは、正和さん本来の喋り方 ぼそぼそした聞き取りずらい部分と はっきりした明瞭な音が同居していて、古畑任三郎の真似よりは 数段難しいですが、自分のように40年以上正和さんの真似をしてきた人間には 真似しがいのある台詞です。


正和さんの喋り方は基本時代劇の台詞まわしが基本で抑揚のつけかたも特徴があり、古畑任三郎でも、事件の核心に入っていくときその特徴が出てきます。


ただ、正和さんはラブストーリーが好きだったということもあり、  この一連の台詞は 田村正和さんにしか似合わない台詞だと思います。


古畑任三郎が出る前は 火曜サスペンス劇場で 相手役は大原麗子などと解説したあとに物真似をするというパターンでしたが、古畑任三郎になってからは、 えー といっただけで分かってしまい。物真似をする側として つまらない、やりがいがない。という感じでした。


真似をして、相手が驚く表情を見るのが楽しいのです。すごい、そっくり、いろんな言葉が聞こえますが、相手の表情を見るのが、喜ぶ表情を見るのが 楽しみで 良く真似してました。


同時に台詞に感情を載せると そっくりになるし、自分も心地いいのです。カラオケで自分の得意な歌を歌う時、しっかりこぶしを使って そっくりに歌えた時の高揚感があるのです。 物真似はいつでも、どこでも、相手がいればできますから、相手も自分も気持ちよくなれる行為なのです。


コロナが明けたら、この台詞をネタに楽しみたいと思います。こういう台詞は似てれば似てるほど 爆笑になる 経験上間違いないです。顔が似てる似てない関係なく 本人になりきる これが 一番大切。コロナ禍があけたら この台詞で 。。。