ドラマ不揃いのりんごの時代に思う

1983年の金曜ドラマ、自分の中では最高のドラマだったんですが、youtubeで、改めて見ると、あの時代にタイムスリップできる。中井貴一が初めて風俗店に行って相手の女の子が上智大学の子だと知り、泣きながらサービスを拒否。時任三郎が三井物産に5流大学から内定をもらい、仲間や彼女と距離ができる一方、京都の実家の父は手のひら返しの超ご機嫌。


山田太一独特のセリフまわしなのだけど、それがいい。昭和50年代特有の空気。


13年前、楽天でブログしていた時、訪問者の9割以上が20-30代の主婦だったんだけど今は(40-50)彼女等に不揃いのリンゴの話をふっても、リアクションが薄かったのを記憶してます。男女7人夏物語だと、すごい関心しめすのだけど。


不揃いのほうが、遥かに感情移入できるんだけど。サザンオールスターズのBGMがぴったり。金八先生で警察が学校に入ってくる時の中島みゆき、群青?のBGMクラスにぴったりはまります。


中島みゆき、つながりで話すと、彼女の金字塔ともいうべきアルバム 大吟醸を作るとき自分のfacebook(新沼スイイチ)で友達の吉田さんから聞いた話、銀座の日本酒造組合で大吟醸を使う許可を組合の会長からもらうとき。


中島みゆきさんは、会長さんのお気に入りらしく快諾されたとのことでした。
吉田さんは、アメリカの副大統領だったアルゴアと半日会談した方なので、アルゴアと話してから、愛車をBMWからプリウスに変えたそうです。


不揃いりんご、当時自分は東京町田に住んでました。偏差値82なのに受験に失敗、大学では全く勉強しなかったので不本意な上場企業に入社、朝7時から夜11時まで仕事するブラック企業です。最悪なのは男子が30人で女子2名、他の支店は女子30名で男子20名くらいなのに、自分の支店だけ野郎ばかりのタコ部屋状態、絶対そうなりたくないという思いが、どんどん実現していくという最悪の時期でした。そういう支店では先輩の不満は新入社員に集中します、ハラスメントの毎日。


そんな最悪の支店に一条の希望の光、新しい女子社員募集、むさい野郎ばかりのタコ部屋支店は大盛り上がり。上場企業で(今でもCM多数流れてます、社員の平均年収1000万)ですから、毎日、綺麗な女性が面接に来ました・で採用された方、彼女が出社した時の落胆たるや、彼女にはなんの落ち度もないのですが、ひどいのは採用を決めた支店長と店長代理。


事情通の先輩の話、採用面接期間10日で約50人きました9割は美人です、それがまずかったのです。美人を採用するとタコ部屋に入れられた社員の餌食間違いなし、結婚してやめられたら再募集、なので、どんなにノルマがきつくて、女性の愛情に飢えて(ある意味顔も。まーまーなら十分、理想など、ないという究極まで追い詰められても、愛情を求めることにブレーキがかかる女性を選んだという話でした、ひどすぎです、後日先輩たちからハラスメントのすさまじかったことといったら)


で、不揃いのリンゴとのつながりでいうと、柳沢慎吾の彼女がぽっちゃりなのは?みなさん知ってますよね、で彼女が柳沢慎吾を待ち伏せしてるのだけど、柳沢慎吾は彼女を必死避けるといシーンがあります(youtubeで、柳沢慎吾の彼女を見ると、そんなに悪くないですね、それ比べたら、当時の採用された彼女ときたら 美人の正反対、しかも彼女は東京海上がよかったとか後日話していたので?見た目だけでなく、内面も ありえない方だと感じました)


その状況がまさに町田でサラリーマンだった時ありました、自分にとって、町田の駅から支店までの徒歩15分、綺麗なOLがたくさん町田駅に向かいます、その逆方向に向かい自分(世の中には、こんなに素敵な異性がいるのに、なんで自分は毎日あのタコ部屋に向かわなければ行けないのか?


そういう暗い気持ちでいると、逆引き寄せの法則で新入社員の彼女が現れ「一緒に会社に行きましょう」傷口に塩状態です。


出社前に見かけるタイプの女性達に、どうみられるか?まさか彼女を自分の彼女だと思わないよねとか、いろんな悪い想像が浮かんできますが、基本、自分は いい人なので、笑顔で(もちろん作り笑いです)一緒に行きましょう。


で、支店の手前50mで彼女はコンビニへ。驚いたのは一年先輩のA、彼女がいなくなったのを確認して電信柱の裏から現れました。「おまえ、よくあんなのと一緒に歩けるよな」だって 最低です。新潟の県会議員の出来損ないバカ息子4流大卒なので東京6大学卒の自分をいじめまくってました。


あの最低の先輩の行動と柳沢慎吾の行動がだぶります。とにかく当時は 不揃いのリンゴは大人気、金曜日の夜繁華街が、ガラガラになるほどでした。