52歳の時、女子大生でした、しかも自分は おっさん

ストーカーとか変態じじー とかではないです。念のため、社会人枠というので試験を受け合格して、社会人生徒として半年かよってました。


10人が社会人枠で選ばれ、女性6人、男性4人、男性は30代2人、40代1人50代(自分)1人です。50過ぎて女子大にかようという経験は大学教授でないかぎり、めったにない経験だと思います。


自分は基本テンションが高いので、自分のなかでは、違和感なく大学になじんでいたと勝手に勘違いしてました。例えば、大学のエレベーターの中で気軽に女子大生に声をかけ、流れで古畑任三郎の物まねをする。目の前の女の子たちからは「そっくり」「クオリティー高すぎ」「すごーい」とか絶賛、こういうリアクションはいつものことなので、特別な感情はないのですが、こういうことを、毎日のようにしていたら、自分たちの担当教授から呼び出され「新沼さん、物まねするのやめてもらえません、生徒から、きもいとか、怖いって苦情が出てます」自分としてはきょをつかれたという感じです。


あんな笑顔でわらっていたではないの。表面と内面は別だし。エレベーターや学内で自分の視点で見える範囲外の人達からの感覚(あのおっさんのまわりで何かってもりがってんだよ、とか、あのじじー、いい年して目障りとか、そういう視点が抜けていたのです、それから物まねはやめました)


自分には、女子大生と仲良くなろうという下心はまったくないので、がんがん話しかけて物まねや外国人教授と英語で話すなどしてましたが、スタンドプレーに見えたのでしょう。


4人の男性のなかで1人自己紹介の時、自分は厚生労働省の〇〇で〇〇な仕事についていて、将来は自分で介護施設を経営するといような、一人(俺は君たちと違いすごいエリートなんだよ、アピール)変な奴 A がいました。社会人枠で勉強してるといっても失業した社会人の選抜で勉強してるだけで、基本、失業者だった10人なので自分のプロフィールはあまり語りたくないが普通なのですが、30代後半の彼はひたすら自分の自慢をしてました。ただ、出身大学は語らず、妻子はいるみたいでした。


自分はこういう人間は苦手なので、敬遠してました、スティーブ・ジョブズに関する本をなにげに、持っていて変な奴。


6人の女性の中に一人、すごい美人がいました。身長164くらいで足が長くスタイル抜群、ドラマ昼顔に出ていた女優、CMにもよくでている。名前がでてきませんが、彼女より目がくっきり。選抜試験の時はメガネをかけていて全く違う顔だったので、気が付かず(心の中でラッキー)10人で学食(20階のビルの最上階のカフェ風)明治大学の学食に似た感じ、そこで情報交換や雑談、それと社会人用の別室もありそこで、いろいろ話してました。


自分はいつものように、いろんな話をしてると、女性達から新沼さん 面白いよね。それからいろんな質問が飛び交います、それに面白おかしく返答するから、好感度アップ、シェアハウスに住んでるという話から美形の彼女は自分に強い関心を示してくれて、?「英語とか話せます?」自分「まーそこそこ、TOEIC 990点です」彼女「えー900点以上の人と話したの数年ぶり」一気に彼女のテンションがあがり、それからいい感じなのですが、基本、10人での集団行動が基本なのと自分は松戸で彼女は千葉で反対方向ということもあり。大学内だけの関係でした。(彼女は病院の医者の秘書だったそうです)


そういう自分の好感度アップを看過できないのが、厚生労働省の変な奴 A です。自分がトーイク満点だと知ると、急に馴れ馴れしくちかずいてきて「スティーブ・ジョブズ最高ですよね」自分「それ誰」?基本会話はかみ合いません。


そいつは、なぜか、昼休みとか空き時間になると、我々9名に「自分は学生会館で自習してます」と言って一人で行動してました。変な奴でどうでもいい奴というのが皆のコンセンサスだったので気にしてなかったのですが。
入学9月から2か月たった10月の末、担当教授(7年前から学長になってますが)が Aさんは今月末で大学をやめますという話をしました。理由は語らなかったのですが、もう一人の30代の彼が事情を知っていて、要は学生会館に行ってナンパしてたみたいです、女子大生の電話番号やアドレスを必死にあさってた。


大学側も黙認できず、やめさせた、妻子がいながら、あり得ない奴だった。


災難だったのは、秘書だった彼女と変な奴と自分で老人施設のプレゼンをする予定だったのが、そいつが大学追放になったため、自分と彼女は他のチームと分かれる羽目になったことです、3人で話あう場面で、変な奴と自分の議論が合わないときとか、彼女がすごい勢いで自分をかばってくれました、「あなた何なのよ、新沼さんがせっかくいい案だしてるのに、少しは手伝いなさいよ」自分を擁護してくれるのはいいんだけど、すごい剣幕なんだよね。もし彼女との仲がこじれたらと想定すると、怖いものもありました。これだけ器量がよくて36歳で独身、理由がなんとなく見えてきたような。


10月後半、変な奴が大学に来なくなったのでプレゼンは彼女と二人で考えるしかなく、二人で話してると、自分の話に彼女はケラケラ笑いだします。すると、女性陣から二人すごい仲いいよね、とひやかされるのですが、彼女は「そうよ、私たち、すごく仲いいんだもん」自分?嬉しい反面、人生でこういう展開味わったことないので、どう対応していいか分からないモードでした。


この流れで、彼女に自分は施設運営の虎の巻ともいうべき本(図書館から借りて)を渡して少し勉強してと伝えたのです。それで2人のプレゼンは完璧になるはずだったのですが、翌日から彼女は体調を崩し10日も休みました。休んでる間に 変な奴は出入り禁止なり、彼女と自分はひきさかれました。その時点で冷静でいればよかったのですが、貸していた本は自分の机の無造作に置かれており、長く借りてごめんねの一言もなく、無視されたことに怒り(貸出期間オーバーだったし)、少しきつめに彼女に話たのがまずかった、その場では彼女は 本当にごめんなさいと 言ってくれたのですが、翌日からは自分を一切無視。


せっかくのチャンスも水の泡となりました。。


ツキがないのは、いつものことですが、いろんな人に日常かなり親切にふるまってるのだけど、恋愛運は、ないです。竹内まりやの 純愛ラブソディーが身に沁みます。


長い話に おつきあい頂き 感謝です。